2018/08/17
当院は、腸内フローラ移植臨床研究会の移植医療機関として、様々な疾患に対し、今最近世間で注目の腸内フローラの移植(糞便移植)治療をしております。
ヒトの腸内フローラはほぼ1歳までに決まると言われており、食事やサプリメントでは根本的に変えるのが困難な腸内フローラに対し、この腸内フローラ移植は、画期的な治療の一つとなります。
腸内フローラ移植の施行については、十分な説明と理解をいただいた上で、健康維持目的なのか、治療として標準療法との併用や、難治性疾患の完治、など様々な状況についてまずはお話を伺い、どのような状態まで持っていきたいかを事前に話し合う中で方針を決めていきます。
また、予防医学的な考え方から、移植終了後も定期的に腸内フローラ移植をお受けいただくことも考慮頂いております。
移植後にご自身の生活習慣を意識されるかどうかは大切ですし、移植期間が一旦終了した後、場合によっては分子栄養学的なアプローチやサプリメントで移植した菌たちをさらに元気づけることが有効だと考えます。
現時点では、移植菌液の開発費、良好なドナーに対する様々な検査、シーケンサーによるフローラ解析検査費用など、多くの費用負担があり、気軽に受けるという値段ではありませんが、ご希望の方はご相談ください。